2015年2月12日木曜日

リールのライン滑りトラブルと細ラインの話

ということで、館山シーバスも調子悪く今朝もノーバイトだったので、

昨日やったライン巻き直しの話でも。

実は最近、ステラに新しく巻いたラインが滑りまくっていて、

ドラグがまったく効かない状態になっていたんですね。

なったことがある人はすぐわかると思うんですが、

スプールが回らずにラインだけがスルスルと出て行ってしまう状態。

今まで幸運にもこのトラブルは未体験だったので、

最初はスプールがぶっ壊れたのかと焦りましたが、

よく見るとPEライン全体がくるくる滑っている状態だったんですね。

油断して飛び性能を重視して滑りやすくて細いPEをテープ止めや下巻きなしに巻いていたのですが、

これが滑る滑る(笑)

とくに、釣行後にシャワーで軽く流すのですが、それもあってか使いものにならないくらいで。

ということで、きちんとテープ止めしたナイロン下巻きをしてPEをテンションかけて巻き直すことに。

巻き替えだと面倒なのでライン巻き機を購入。




4000円くらいだったのですがこのライン巻き機、なかなか使いやすい。

ついでにナイロン1号を100m下巻きしてPE1号を200m。

ちょうどいいライン量になりました。

いままでこういうことが起こらなかったのは、やはり滑りやすいPEを使ってなかったからだと思います。

去年から滑りやすいPEに変えてからライン滑りが頻発するようになりましたから。

でも、滑りやすく細いPEは、ほんとにシーバスゲームを楽しくしてくれますからやめられない。


シーバスなんて細ラインじゃなくても釣れる、といえばその通りです。

太ラインだろうがなんだろうが、釣れるか釣れないかでいえば、釣れます。

なぜなら食い気のあるシーバスはタダ巻き、トゥイッチ、リフト&フォール(まぁ表層入れ食いの時にこれやる人はあまりいないでしょうが)、遅巻き早巻き、

100円メタルジグ、錆びついて余り回らないスピンテール、20mしか飛ばない古いラパラ等、

なんでも釣れてしまうことがあるからです。

当然、投げ竿にナイロン10号が巻いてあろうが、釣れるときは釣れる。

サルカンにルアー直結してあっても釣れる時は釣れる。


僕が細いラインを使うのは、「それでなければ釣れない」等と講釈を垂れるためではなくて、

「海の情報が一つでも多く欲しいから」

です。

情報が多いほうがゲームとして楽しめるというのもあるし、

釣れなくてもひとつでも情報があれば、次回釣行を組み立てることができる。

だから、細ラインの釣りをしていると、

「今日は魚いねーな!!」

と適当な思い込みで済ませてしまうことはほぼ無くなります。

それが楽しくて細ラインにしてます。

PEはほんとは0.6号くらいでもいいかなと思うくらいですが、

PE1号でも必要な情報はほぼ取れるので、磯のことも考えてこの太さにしています。

情報が欲しいので、固めのロッドにします。

ロッドを固めにする理由もこれがメインです。

もちろん、やりとりしやすいというのもありますけど、それは二の次の理由。


体験的に、僕が1号程度のPEで取れる情報というのはどういうのかというと、

・水深

これは、細ラインでないとなかなか遠くのボトムコンタクトの感触はわかりにくいですよね。

・遠くの潮の流れ

細PEは飛ぶので遠くの潮の流れを感じ取ることができます。

・水質やちょっとした水流

重たく感じる、軽く感じる、二枚潮、下から吹き上げる潮など、いろいろあります。

・底質、底の形状

砂底、泥底、岩、ストラクチャー、くぼみ、カケアガリなどいろいろ。

・ベイトのコンタクト

細ラインであればベイトが軽くこすったのも感知できます。
ラインにこする場合と、ルアーにこする場合。

・ショートバイト

これは、当然細いほうが感じますよね。
ゴゴッというのはわかりやすいですが、こするようなものや、
吸い込んで離すもの、小型のついばみなど。

・魚のサイズ

とくにシーバスは頭を振る速度でサイズが大体わかりますから、
やり取りの目安になります。

・ルアーの振動

これは太いラインでも感じるのですが、
細いとデッドスローやフォール中の微動や変化も感じ取れることがあります。
特にリフト&フォールではフォール中に底の水が動いているのを感じたりできます。

等など、まだまだありそうですが、だいたいこんなかんじかと思います。

だから、魚がいないと感じたり誰も釣れていなくても、

ボトムに流れの変化があったり、サッパなどのコンタクトが中層であったり、

小さなカケアガリや穴を見つけたりしただけで、

今日は釣りに来てよかったと思うこともあります。

もちろん釣るために来てるんですけど、ゲームでもありますから。

で、帰るまでには次の釣行のイメージを持っておいて、帰る。

これで釣れなかったチクショーと仕事中に思ったり、

釣りの前にそわそわせずに済みます(笑)


僕はそんなに上手ではないので、魚が追ってくるのをラインから感じたりはできません。

それを感じ取れる人はすごいのだと思いますが、

そこまでいかなくても、釣りというゲームを面白くすることはできます。


楽しい釣りを。深く悩んだりもしない。

でも、ちゃんと釣って帰る。

これができるのが理想です。

2 件のコメント:

  1. どうも、やっぱかっこいいですね、とっても参考になります。なかなか釣りに行けなくてもどかしいです。

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    1. 少しでも参考にしていただけたのならよかったです。

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