2015年4月29日水曜日

リトリーブスピードについて雑感

さて、最近はイワシ接岸の報を受けて、

また、GWというのもあり各地に人が出ているようです。

釣れている人もあり、釣れていない人もあり。

イワシ接岸=どこでもだれでも釣れるというわけではないので、海は面白いですね。

僕のほうは、仕事にかまけてなかなか釣行できず。

情報だけは友人や仲間からどんどん入ってきたり、僕も伝えたりしているのですが、

自分の足で調べきれていません。


ということで、もうブルーランナーの季節に入ってきましたが、

初心者向けということで、

おもにシーバスフィッシングのリトリーブスピードについて雑感をまとめておきたく。


シーバス歴20年強、脱初心者程度の僕が思うところでは、

リトリーブスピードほど解説が難しいものはないですね。

上級者やプロの方でも、これは意見がいろいろだし、

最終的にはケースバイケースという結論だと思います。


ただ、初心者向けということであれば、いくつかセオリーややってはいけないことがあります。

このあたりをまず押さえて、その後は色々試していくのがいいのではと思います。


まずは、シーバス向けなのでミノーに絞って書いてみます。

バイブレーション等は、また別の機会に。


リトリーブのセオリー

・まずは一定のスピードで一定の層を泳がせる

・足元まできっちり泳がせる

・アクションはなるべく控えめに


セオリーはこれくらいでしょうか。

まずはとにかく、泳ぎを破綻させないということを心がけるべきだと思います。

案外、疲れてくるので雑なことをしてしまったりしますし、

動きが破綻してしまっているにもかかわらず強いジャークやトゥイッチを入れているのも、

見切られの原因だと思います。

また、案外意識されていないのは、一定の層を泳がせるということですね。

巻き上げや沈下の動きで釣れることもあるのですが、

シーバスは基本、上を見て補食しますし、ミノーの場合は泳いで逃げるベイトをイミテートするわけですから、

逃げるベイトは基本、横方向へ動くのでミノーもそれに合わせるということですね。


また、リトリーブというテーマでは、当然アクションや食わせの間づくりも関係してきます。

今回はアクションは深堀りしませんが、

初心者向けアクションとそのコツということでいえば、こんなところです。


アクションのセオリー

・ストップ

・ヒラ打ち

・ジャーク

・トゥイッチ


初心者向けであれはだいたいこのへんができればいいんじゃないかと思います。

コツは、動きを破綻させないことで、きるだけヌルっとした動きが理想です。

ジグやダートワームなどではキビキビしたほうがいいことがありますから、

これはあくまでミノーの話。

また、アクションをたくさんすればいいのではなくて、

アクションは見切られる決定打ともなることは知っておくべきだと思います。

ストップが一番わかり易いですね。

足元までルアーを引いてきて、ルアがー浮き上がってくるタイミングでストップを入れるとどうなるか。

追ってきた場合は、そこで反転か、食うかになります。

シーバスが反転かどうかを判断するタイミングはけっこうシビアです。

シーバスは下からググッと上がってきて、ルアー直前で反転するのです。

できれば、その反転の前に動きを再開するといいと思います。

長すぎるポーズは見切られるので大抵の人が思うよりも短いストップがいいと思います。

僕の経験では、止まった瞬間と、再開した瞬間が一番食ってきました。

また、ヒラ打ちはどうやってやるのということですが、

これは案外簡単なんですが、巻きながら、ほんの少し、竿先だけフッと極小ジャークを入れる感じです。

ルアーを見ていればわかりますが、それを入れると、一瞬だけルアーが横腹を見せます。

ひっくり返るまでやってはダメです。

そうっと。

これも、バイトが出ることが多いアクションです。

いずれのアクションも、ヌルっと自然にを心がけてみてください。

硬い竿でやる場合はとくに破綻しやすいので、明るい時間に練習してみるといいと思います。


で、これくらいでは足りないという、脱初心者を目指す方のために、

僕自身も考え続けているリトリーブのテーマを2つほど。


テーマ1:ルアーの特性にマッチするリトリーブスピード

テーマ2:その日のベイト、活性に合わせたリトリーブスピード


まずテーマ1ですが、

どんなルアーでも、設計段階の理想の動きというのはあるはずなんですね。

これが一番食うだろうというのを想定した泳ぎ。

まずは、ルアーごとに違う、「そのルアーの一番魅力的な泳ぎ」になる速度を見つけるべきだと思います。

よくあるじゃないですか。

隣の人が釣れたので、あるいは、釣れていたので真似で同じような速度で巻くとか。

その人と完全に同じルアーとタックルならそれもいいんですが、

たいていは違うので、まずは自分の使ってるルアーとタックルをよく知るべきだと思うんですよね。

たとえば僕が今よく使うところではサスケ。

このルアー、実はファーストでもデッドスローでもないところで、

本領を発揮するような気がして仕方ありません。

いろんな巻き方を試しましたが、結果的に一番釣ったのはステラ3000XGで1秒に1回転でした。

だれでも釣れる魚だったといえばそうかもしれないけれども、

誰も釣れてないなかでもそれで釣れたり、

いろんな巻き方を試して、最終的にそれで釣れていたり。

よく、ミディアムリトリーブは半端だと書いてあるのを見ますし、

ルアーによっては実際そうなのかもしれないけど、このルアーに関しては、

僕個人としてはこのスピードが一番お気に入りです。

ただこれはこのルアーについてというだけであって、

コモモとか使う場合は、僕はデッドスローオンリーですけどね。

また、早巻き中心で使うルアーもあります。

僕はサイレントアサシンは基本、早巻き気味で使ってます。

これも体験上、魚の反応が良かったから。

逆にシンペンは止まってるんじゃと思うくらいにしています。

波と風で漂っているイメージ。

別にこうしろというわけじゃないんですが、ルアーごとに特性があるので、

まずはその把握をすべきじゃないかということですね。


次に、テーマ2について。

夜がスローといっても、実は活性の高い魚にはスローがまったく効かないことがあります。

これは、僕が春パターン入りたての時にスランプした状況でもありました。

夜だからスローというのも鉄則じゃなく、活性の高い群れが入ったら、

ド早巻きが一番釣れたりします。

スローは活性の高い魚は見切ることがあります。

もちろん逆もしかりで、活性の低い魚が早巻きを見切るのも何度も見ました。

このへんは、経験値を積みあげるしかないと思うのですが、

要は、思い込みが過ぎるとスランプになりますよということですね。


ちょっと脱初心者的なところまで書きましたが、

ルアーフィッシングは、投げて、巻く釣りなので、

リトリーブの仕方は無限に向上の余地があります。

僕も諦めずに、タックル、ルアー、状況に合わせた釣りができるよう頑張りたいと思います。

2 件のコメント:

  1. skyblueさん

    大変参考になります!( ̄^ ̄)ゞ

    思い込みはダメ!
    状況を見極めろ!

    ですね!( ̄^ ̄)ゞ


    インプットしました!

    理解出来たとしても、実戦で出来るかどうかは…無理っぽいですけど。笑


    あ、お友達のブログも拝見させて頂いてます!


    あわせて、ありがとうございますm(__)m

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    1. こんにちは。

      経験を重ねていくと、いつも同じことばかりしていたりしますからね。

      日々、工夫が大切ですね。

      友人のブログですが、あちらは独特の文体がウケていて隠れファンがけっこういるみたいです。

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